Mackerel の通知をテストする方法
はじめに
クラスメソッドにて提供する監視サービスでは Mackerel を活用しています。
AWS運用保守:監視オプション | AWS総合支援|クラスメソッドのサービス
今回は、Mackerel の通知テストの手順を作成しましたのでご紹介します。
どうやってテストするのか?
Mackerel からの通知を意図的に行わせるために、閾値を一時的に修正し、強制的にアラートを通知させてみようと思います。
1. Mackerel.ioにログインする
- まずは https://mackerel.io/ にログインします
2. 通知の無効を、有効にする
- 左側ペインから[Channels]を選びます
- 通常だと、通知テスト前は[通知が無効]になっているはずなので、これを[有効]にします
-
[通知を有効にする]ボタンを押します
-
すると、下図青枠のように[通知は有効です]に変更になりました
3. 閾(しきい)値を変更する
- 左側ペインから[Monitors]を選びます
- ここでは例として[EC2のCPU使用率]に対する監視ルールを変更してみます
-
[EC2 CPU Utilization]にカーソルを合わすと右上に[編集]ボタンが表示されるので、これを押します
- 現在の閾値は、
>90%
で[通知グループ]の[Warning]の通知が発動する設定になっています -
この条件式を逆にして(つまり > を < に変更して)、通知を発動させます
- これで[更新]ボタンを押すと、設定は保存され、CPU使用率が90%未満で通知が発動します。
- これであとは通知が来るのを待ちます。これで登録済みの通知先に通知が飛べばテストは成功です。
[補足]Warning条件だけでなく、Critical条件の通知もテストする場合
- 上記にて[更新]の前に、Criticalの方にもWarningも同じ条件にします
※ 通知テスト確認後、これらの設定は元に戻しますが、その際にCritical条件は元々設定していない場合、忘れずにCritical条件の数値を削除してください
[補足]その他のリソースについて
- RDSの場合も同じように[CPU Utilization]でテストすることが可能です
- ALBの場合は例えば[Target Connnection Error Count]などが良いでしょう
参考資料
通知設定に関する詳細は、こちらの公式ドキュメントをご覧ください。
また、DevelopersIOではMackerelに関する様々な記事を掲載しています。